自由軒を出て、道具屋筋の方に歩いていく。
なんばグランド花月を通り過ぎ、道具屋筋から一本裏道に入ったところに、この店がある。

『
千とせ』
古くからこの地に密着している店で、私自身久し振りの訪問。

何となく、
吉本新喜劇に出て来そうなたたずまい。
事実多くの
吉本芸人たちに愛されている店である。
若手はもちろんのこと、今では大御所と言われる芸人も訪れることが多い。
それどころか、NGKの楽屋に出前することもあるらしい。
最近は
吉本芸人や道具屋筋で働く人々だけではなく、観光客も多く訪れるという。
店内に入ると、まさに
大阪の大衆食堂の雰囲気か漂う。
ここに原哲男の大将と和子のおばちゃん(桑原和男)が居たら、まんま
吉本新喜劇…
「大将〜、ごっつぁ〜ん!!」
「ヘイ、おおきに〜!!」
「おばちゃん、なんぼになる〜?」
「え〜と、肉吸いに御飯の大で…760万円!!」
(一同ガクッとコケる)…みたいなシチュエーションが似合いそうな雰囲気である。
この店の名物は、
肉吸い。
牛肉入りの吸い物である。
これと御飯(大と小がある)をセットで頼む人が圧倒的に多い。
常連になると、
「
肉吸い豆腐入り小玉(しょうたま…御飯小の生卵入り)ね〜!!」
なんて注文の仕方をする。
私の目の前に座った若い兄ちゃん達がそんな注文をしていた。
会話の内容から、
吉本の若手芸人のようだ。
知らない顔だったが…(笑)
『くいだおれ』のくいだおれ太郎パフェと『自由軒』の名物カレーで腹が膨れていたこともあり、今回は
肉吸いと御飯(小)を注文。
肉吸いのアップ。

結構肉の量が多い。
このメニューが誕生したのは、若かりし頃の花紀京師匠が
「肉うどんのうどん抜きね〜!!」
という注文をしたのがきっかけらしい。
それからこのメニューが
吉本芸人たちの間で大流行、定番メニューとなったそうである。
前置きが長くなったが、早速いただく。
味はまさに肉うどんのうどん抜き(笑)
でも、うどんを抜いた分だけ肉を増量しているので、結構ボリュームはある。
大阪流の薄味の出汁で、それだけに肉の旨味がストレートに伝わる。
ネギは煮たものと生のものが入っていて、甘味と辛味が一緒に味わえるのが面白い。
そして、丼の底に沈んだ半熟卵がまたイイ味出している。
御飯が進む味で、速攻で完食してしまった。
久し振りの
肉吸い、昔とほとんど変わっていなかった。
懐かしくて、旨くて、腹にたまって、気取らないで食べられる…まさに庶民の味。
グルメ志向の強いものもいいけど、やっぱりこういう食事が一番落ち着くね。
機会があれば、また訪問したい。

テーマ:大阪のグルメ - ジャンル:グルメ
- 2008/04/12(土) 10:13:02|
- 食べ歩き(その他正常系)
-
-